腸内フローラを増やすとアトピー性湿疹の改善にも

最近話題の腸内フローラ(腸内の花畑)ですが、大腸の環境を健全に保つと便秘下痢、大腸がんという直接的な改善はもちろん、免疫力の向上にも大きくかかわっていることがわかってきました。

免疫力向上することにより、大腸以外のがんや糖尿病の予防、さらにはアトピー性の湿疹の改善アンチエイジング、さらには慢性疲労症候群不眠症にも効果があることも。
このように、腸内フローラを増やし腸内環境を最適に保つとさまざまな良い効果が現れることがわかってきました。
これからの研究では、もっとたくさんの病気の予防や治療にこの腸内フローラを応用することが期待されているとのことです。
いわば腸の毒出しですね。
体の調子が良くなるということはストレスに対しても免疫力がつくし、開放にもなります。 まさにiPS細胞クラスの研究成果ですね。



便移植で腸内フローラを増やす治療も行われている

「ためしてガッテン」という番組でも紹介されていましたが、実はもうすでに実際の医療現場でも健全な人の便を糖尿病患者の腸に移植する「便微生物移植」という治療も行われているそうです。
便を移植、というと汚い感じがしますが健全な人の便にはたくさんの腸内フローラが咲き乱れているからです。
それほど腸内の善玉菌というのは大切な役割をするんですね。

腸には善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合がバランス的に理想とされるそうですが、悪玉菌もまったく無いとダメみたいです。
日和見菌というのは、条件により善玉・悪玉の両方に変化する菌のことです。
強いストレスを与えられると一気に悪玉菌になってしまいます。



どうやったら腸内フローラを増やすことが出来る?

腸内フローラを増やす三大要素というのがあります。
それは・・・

1・食物繊維(野菜や海藻類などに含まれ、善玉菌のえさになる
2・発酵食品(納豆、味噌、チーズなど)
3・オリゴ糖(オリゴ糖は小腸で吸収されないので大腸に届く。大豆・バナナ・たまねぎなどに含まれる)

この3つが腸内フローラのバランスを考える上で重要な三大要素となります。
見てお分かりの通り、食物から摂取するものばかりですが、忙しい生活の中で毎日これらをバランスよく摂るのはかなり無理がありますね。
しかし今は栄養補助食品がたくさん発売されています。
それらをうまく利用して、腸内フローラを増やして腸内環境を健康に保ちたいものです。





腸内フローラを適正に保つと、さまざまな病気の予防・改善に役に立つことがわかって来ました。
がんや糖尿病、ストレスからくる神経疾患などすべての病気の大元になっているのではないかという研究もされています。
大腸には100兆個もの細菌がいて、その重さはなんと2kgにもなるそうです。
腸内フローラというお花畑を咲かして、腸内環境を健全に保っていきたいものです。



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